税理士さん 5
もやっとした税理士さんとのお見合い。
相談所の規約で、翌日の15時までには、お返事をしないといけません。
ですが私は迷いに迷っていました。
いつもはお見合のその日に決断をしていたのですが、
結論の出せないまま、日をまたぎました。
ちょうどお見合の翌日は女友達とのランチの予定でした。
友人には私が相談所で婚活してることを話しているので、
ランチをしながら、税理士さんとの件を相談しました。
・税理士さんのバイタリティ溢れるところは魅力を感じている
・30代のお見合い相手は貴重
・太っていてもいいけど清潔感を感じない
・条件面は申し分ない
ゆきな:もう一度会うか悩んでて。今日返事しないといけないんだけど><
友人:う~ん、悩んでるならもう一度、会ってみたら?付き合うわけじゃないんでしょ。
ゆきな:うん、、そうだよね。家も近くて仕事も続けられそうだし、年齢も近いし・・。
こんな人もう現れないよね。会ってみようかな・・。
そこで友人が一言、
友:なんかゆきなちゃん、自分を無理やり納得させようと、
言い聞かせているようにみえるんだけど。
ハッと気づきました。
そうです、私、かなり言い聞かせていたと思います。
相談所に登録してはや数か月。
だんだんお見合の件数も減ってきた。
もう後はない、30代からのお申込みなんて逃したらもったいない。
結婚したらどこに住んでもいいと言ってくれている、
そんな人を断るなんて。
だから税理士さんのいいところをピックアップして、
自分に言い聞かせていた。
でも、
その時点で、頑張って無理やり納得しようとしていたのです。
お見合結婚ってそういうものだろう。
お互いの条件が合っていて、
いいと思うところがひとつふたつあれば
きっと結婚するものなのだろう。
私は税理士さんに対して
というか
今までお見合した人すべて、
いいところを見つけなきゃ
自分も最大限にお相手に喜んでもらえるよう頑張らなきゃ
って思ってた。
だって
地方の婚活で
アラフォーで
贅沢なんて言っちゃいけない。
お申込みくれた人に、感謝して謙虚にならなきゃ。
でも、
税理士さんをOKするかどうかこんなに悩んでいる原因、
それは・・・・
「ねえ、ゆきなちゃんは、その人を好きになれそうなの?」
答えはもう出ていました。
15時ぎりぎりになって、お断りの返事を入れたのでした。
税理士さん <完>